Vacuum heat treatment真空熱処理

Vacuum heat treatment真空熱処理

酸化や脱炭など表面の変質がない美しい仕上がり。
耐摩耗性をアップさせ、変形や変寸を少なくする、
靱性などの機械的性質向上も可能。

金型用鋼は、焼き入れ・焼き戻しといった熱処理工程において、材料特性や形状に応じた寸法変化が発生します。
当社では、これらの変化を考慮したうえで、最終仕上がり寸法を見据えた熱処理条件の設定を行い、寸法精度の管理に取り組んでおります。

ご要望に応じて、仕上がり寸法をプラス側・マイナス側に調整することも可能であり、金型用途や後加工工程を考慮した最適な寸法管理をご提案いたします。
長年の実績とノウハウを活かし、安定した品質と再現性の高い熱処理を提供いたします。

サブゼロ処理

工具を中心とする高精度な熱処理において、サブゼロ処理は欠かせない工程です。
焼き入れ後にサブゼロ処理を行うことで、残留オーステナイトを安定した組織へ変態させ、材料本来の性能を最大限に引き出します。

サブゼロ処理には、硬度の向上および均一化、寸法安定性の確保、耐摩耗性の向上、着磁性の向上、経年劣化の軽減といった効果があり、工具寿命や加工精度の安定に大きく寄与します。

当社では、通常のサブゼロ処理に加え、超サブゼロ処理(−100℃以下)にも対応しており、専用設備を用いて常時稼動しています。
用途や材質に応じた最適な処理条件を設定し、信頼性の高い熱処理品質をご提供いたします。

リヒト精光グループでは

最大600×600×1000まで対応可能です。

高品質真空焼入れ

冷却速度のコントロールが決め手!

大型ダイカスト向け熱間金型用鋼に対応した真空熱処理

熱間金型の寿命向上や操業安定性には熱処理が最も重要なファクターで、熱疲労対策には焼入れ冷却時にベイナイト組織を出さない冷却速度が重要です。

リヒト精光の開発真空炉による低歪型高速冷却(G.O処理)
・マイクロバブリング新油冷方式で油冷による過冷却を抑制
(理想的な冷却を実現)特許:3809459
実際のアルミダイカスト金型(SKD61種相当)において、従来の熱処理とGO処理を施したもので、約16000ショットの鋳造時におけるヒートクラックの発生を浸透探傷試験において比較しました。
可視できたヒートクラックの累計長さを定量比較した結果、従来熱処理よりG.O処理を施した金型の方が有効で、金型維持の面でも、初期修理開始時期を遅らせる効果が確認できました。

アルミダイカスト金型への真空高速ガス油冷却(GO処理)の記事

 

ソルトバスを超えた高速冷却!

高速度工具鋼(SKH51)の真空焼き入れ・ソルト焼入れの品質比較試験

自社開発した高速冷却真空炉によりソルト焼入れ以上の冷却を実現しました。
特許取得 : 冷却時にチタン製大型ファンを回転させ加圧窒素ガスを一挙に導入するプロセス
特許No3596930. No1834727

高速度工具鋼の冷却テスト結果はこちら

Data材質別熱処理変寸データ

  • 例えば100×100mmの金型の場合は、50−100mmの欄をご覧ください。
  • ±0.02mmの変寸にほとんど収まってますが、バラツキも確かに生じています。
  • 基本的に寸法調整はプラスめを狙っています。
  • 変寸量が大きいながらもお客様の判断でお出ししたもののデータも含んでいます。

上記以外の材質についてもご相談ください。

Point寸法精度に関わるポイント

素材時に調質、または粗切削加工後に応力除去を行うことにより熱処理時に発生する変形歪みを少なくおさえることができます。
角材料の方向性(圧延方向、幅、厚み)は金型品質に大きく影響しますので、寸法精度が必要とされる場合は特に材料取り方向に留意してください。
金型や機械部品の用途、工程、特記事項の情報は熱処理を行う上での重要な指針となります。