このたび当社では、高速度工具鋼(ハイス鋼)の熱処理につきまして、全営業日(※大型連休を除く)での対応を正式に開始いたしました。

これまでハイス鋼の熱処理は、鋼種特性上、温度管理・保持時間・冷却速度などの条件設定が非常にシビアであり、処理炉の占有時間も長くなることから、対応日や処理枠に一定の制限を設けておりました。特に高温域でのオーステナイト化処理や急冷工程、その後の適切な焼戻し管理までを一貫して安定させるためには、設備面だけでなく、現場での経験値とデータの蓄積が不可欠です。

しかしながら、近年の設備運用体制の見直し、炉内管理基準の再構築、さらには長年にわたり蓄積してきた処理データの体系化により、品質を維持したまま安定した量産対応が可能となりました。これにより、ハイス鋼の熱処理を全営業日でお受けできる体制を整えることができました。

高速度工具鋼は、靭性と高温硬さを両立する特殊鋼であり、切削工具、冷間・熱間金型、各種精密部品などに広く使用されています。一方で、過加熱による粒成長、脱炭、焼入れ割れ、寸法変化など、トラブル要因も多く、単に「高温で焼入れする」だけでは本来の性能を引き出すことはできません。当社では鋼種ごとの特性を十分に理解した上で、最適な加熱温度帯の設定、雰囲気管理、段階冷却、複数回焼戻しなどを組み合わせ、再現性の高い処理を行っております。

今回の全営業日対応開始の背景には、お客様からの強いご要望がありました。関東地域および神奈川県、東京都のお客様を対象に実施したアンケートでは、「埼玉県内でハイス系の熱処理を依頼すると納期がかかり、生産計画に影響が出る」とのお声を多く頂戴しました。特に、川口市、さいたま市、上尾市、越谷市、草加市、春日部市、熊谷市、深谷市、川越市、所沢市などの製造業のお客様からは、短納期対応への強いニーズが寄せられております。

当社は埼玉県内で長年熱処理業を営んできた立場として、地域のものづくり企業様の生産性向上に貢献したいと考えております。ハイス鋼の熱処理を常時対応とすることで、以下のようなメリットをご提供できると確信しております。

・短納期案件への即応体制
・急な試作や設計変更への柔軟な対応
・追加工発生時の再処理リードタイム短縮
・外注分散による工程管理負担の軽減
・生産計画の安定化

また、単なる処理受託にとどまらず、加工前の素材段階からのご相談にも対応しております。ハイス鋼は加工条件や形状によって熱処理変形量が大きく変わるため、事前の情報共有が極めて重要です。当社では、図面段階でのご相談や、用途に応じた硬さレンジの提案など、熱処理屋の視点から最適な条件設定をご提案いたします。

「埼玉県でハイス鋼の熱処理を短納期で依頼したい」
「安定した品質で量産対応できる業者を探している」
「焼入れ後の寸法変化をできるだけ抑えたい」

そのようなご要望がございましたら、ぜひ当社へご相談ください。長年の実績と蓄積されたノウハウをもとに、責任を持って対応させていただきます。

高速度工具鋼の熱処理に関するご相談、お見積り、技術的なお問い合わせにつきましては、これまで以上にお気軽にご連絡ください。地域密着型の熱処理業者として、迅速かつ丁寧に対応いたします。

なお、大型連休期間中の処理日程につきましては変則対応となる場合がございます。具体的なスケジュールにつきましては、遠慮なくお問い合わせください。

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今後とも、熱処理専業者として安定供給を通じて、皆様のものづくりを力強く支えてまいります。

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